タロットカードの意味 PR

0.THE FOOL 愚者

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タロットカードの「0番 愚者のカードについて理解を深めて参りましょう。

皆様は、タロットカードが愚者の旅と呼ばれていることをご存じでしょうか?

「愚者の旅」

愚者の旅とは、0の数字を持つ愚者が1,2,3…と旅をして、最後には完全な「22.世界」となり、また新しく0からスタートして旅を始める。という、1人の人間の気付きと成長を描いた物語です。

思いだけを持った愚者が、思いに突き動かされて出発します。先のことは全く考えず、「何とかなるさ」と言い切って、旅に出るのです。

それでは、「愚者の旅」の主人公である愚者について掘り下げていきましょう。

愚者のイメージ

愚者のカードを見てみると、着の身着のまま身軽な最小限の荷物と白い花を持ち、崖の上に立っている青年が描かれています。
足元では白い犬が愚者に向かって吠えています。

一歩先には道はなく、崖から転落する危険が見てとれますが、愚者は上ばかり見ているので気付いていません。

愚者の表情は夢見がちで、ワクワク感でいっぱいの様子です。
これから起こりうる様々な出来事に期待し、今にも夢に向かって飛び立とうとしています。

崖の下は、奈落の底かもしれないし、案外低いのかもしれません。

吠えている犬は、危険を知らせているのかもしれないし、一緒に楽しんでいるのかもしれません。

愚者は人の目なんか気にしません。
「自由」さえあればそれで良いのです。

愚者の意味

タロット占いをした時に愚者のカードが出た場合、どんな意味があるのか考察していきましょう。

愚者のキーワード

愚者の基本のキーワードは「自由」です。

愚者が示す自由とは、「何にでもなれる自由」です。

たとえ崖から落ちたとしても、その先で新しい物語が始まるのなら、それもまた人生なのだと気楽に微笑んでいます。

愚者の主なキーワードは…

自由、始まり、可能性、新天地、型にはまらない、冒険、好奇心、可能性、挑戦、純粋無垢、天衣無縫、無邪気、気楽

この他にも意味合いはたくさんあります。
カードを見た時のイメージやインスピレーションを大事にしてください。

愚者が正位置で出た時の意味

愚者が正位置で出たら、何がどうなるかわからない状況です。

「こうあるべき」という常識や固定観念、世間体に左右されない、純粋な価値観を表し、自分の生きたいように生きています。

自由に生きているが故に、思ってもみなかったチャンスが舞い込んだり、斬新なアイデアが沸いたりすることもあります。

自由であることは、無限の可能性を秘めているのです。

愚者が逆位置で出た時の意味

愚者が逆位置で出たら、決まっていないが故に翻弄されます。

何も決まっていないことのあやふやさや、ネガティブな側面にスポットが当たります。

あてもなく彷徨い続ける為、ひとところに落ち着くことができず、確かな居場所がないので孤独感に苛まれます。

更に気まぐれさは無責任な態度と取られ、周囲から信頼されなくなることもあるかもしれません。

自由さと社会性を持つことのバランスが大切です。

愚者の逆位置のキーワードは…

不自由、無鉄砲、無責任、非現実的、奇抜、不安定、未熟、勇気がない、前に進まない、可能性がない、個性がない

愚者の解釈

実際にタロット占いで愚者のカードが出た場合、どのように解釈すれば良いのか、占い内容別にみていきましょう。

恋愛占いで愚者のカードが出た

正位置の場合は、常識にとらわれない自由な発想の恋愛の形と解釈します。

恋に憧れ、天真爛漫に恋愛を楽しんでいるようです。
新たな出会いがある暗示です。
1人で出掛けた先に、恋のきっかけがあるかもしれません。
逆位置の場合は、自由な発想が度を越し、ルーズさが際立ちます。

無鉄砲さや無責任さ、思慮のなさから、相手を傷つけることがあるかもしれません。
周りが見えなくなり、本人に自覚はなくとも、多角関係になってしまうことも…。
また、生活力のない異性にはまってしまう可能性もあります。

仕事占いで愚者のカードが出た

正位置の場合は、自由な発想が吉と出る時です。

企画やアイデアを認めてもらえたり、カンが冴え、閃きに恵まれます。
チャレンジ精神旺盛で、型にはまりたくないと思っています。
別のジャンルへ転職する可能性もあります。

逆位置の場合は、行き過ぎや無鉄砲さ、ルーズさが際立ちます。

無責任さや無気力さが周りに影響を与えます。
思い付きで行動すると問題に繋がります。
時間等、ルールに対してルーズになっています。
能力不足も否めません。

人間関係占いで愚者が出た

正位置の場合、人に振り回されることなく我が道を行きます。

自由人なので、人との関わりにも自由を求めます。
人間関係に対して深く考えることはなく、楽観的に捉えます。
ユニークな人との出会いがあったり、それをきっかけに気持ちに変化があるかもしれません。
また、自由人や神秘的な雰囲気を持つ人に憧れを抱くこともあるかもしれません。
逆位置の場合は、自由に行動し協調性を欠きます。

自分の発想を中心に考え、単独行動をします。
人との関係では、楽な方に流され、いい加減な付き合いになります。

愚者のまとめ

愚者は、知識や常識を身に付ける前の、純粋無垢で自由な段階にいます。
先入観がない分、余計なことを考えずに行動することができます。

無限の可能性に溢れていますが、崖から転落するかもしれません。
それでも「なるようになる」と楽観的な状態を表しています。

もし愚者のカードが出たら、正位置なら周りの目を気にせずに気楽に考え、力を入れ過ぎないように気を付けてください。

逆位置なら責任感を持って、協調性を意識して、現状にしっかりと向き合ってみてください。

愚者の横で吠えている犬の存在は、時に心の中の自分や支援者を意味することもあります。

カードを見た時の印象を大事にリーディングしてみてくださいね。